【ドル円相場分析】FXサンデーレポートvol.48【2020/07/19】

2020/07/19

【週刊】ドル円相場分析

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今週のドル円相場は106.700~107.400あたりの範囲で上下するレンジ相場となりました。
週末はレンジ内ですが下落が強まり終値は106.940台と若干107円を割れています。(すでに、107円というキリ番はあまり意識されていないように感じますが)

大きな方向感は相変わらず出ずらい状況が続き、107円を挟んで上下するレンジ相場が続いていますね。
そして、今後しばらくもこのレンジが続きそうな印象です。(相場を動かす強いファンダメンタル材料が出ない限り)

先週と状況はあまり変わりないので、今回もあまり新しく言えることはなさそうです。
2020年7月19日時点のドル円相場分析と今後のシナリオを考えていきます。

月足・週足:チャネルライン下限に張り付き


7月13~17日の週は106.700~107.400の範囲で上下するレンジで終わり、相変わらず方向感が薄い相場でした。
とくに影響を与えるファンダメンタル材料も出ず、売り買いが錯綜している印象です。

「トライアングル」の端に位置していますが、まだチャネルライン内でのレンジが続くのではないかと考えています。

引き続き、大まかな月足・週足レベルでのシナリオ目標値は
・上値:114.100:週足レベルの直近高値
・下値:100.900~95.120:フィボナッチ50~38.2%
ただし、前回の下値の反応を見ると100円台は買いも厚い
ドル円相場分析vol.35より引用



週足を見ると、月足・週足で引いたチャネルライン下限付近にここ数週間張り付いています。
上値は重いが、サポートも機能しているのでどちらにも行きにくい状況が続いているようです。

図の黄色〇のようにここ数か月でチャネルライン下限はサポートとして機能しているので、このラインまで価格が再び下落したときは、サポートが機能するか中もする必要があります。

このラインをブレイクした場合は、105.000の水平線サポートが視野に入ってきます。
(週足のレジサポ考察はvol.37vol.38

週明けについては、106.500前後がサポートラインにかかる価格となるので下落した場合には注目する必要があります。

日足:横展開が続くトライアングル

日足レベルの大まかなメインシナリオは上昇トレンドを考えており、
フィボナッチ23.6%(104.250)を割らない限りは、中・長期的な上昇シナリオをメインと考えています。
詳しくはこちらのnote(vol.32)を参照

vol.45~vol.47にて、横展開シナリオ(日足C1, C2)と下落シナリオ(日足B)を考えてきました。
今週は先週と状況があまり変わらないのでvol.47と意見は変わらず、優位性が高いシナリオは日足C2と日足Bのいずれかのままです。


上図のように上限赤チャネルと下限黄チャネルラインで作られている「トライアングル」の可能性があります。

日足C2シナリオにおいて現在は副次c波と考えられ、しばらくはチャネルラインでの上下で揉み合う値動きが予想されます。
また、副次e波が完成した後から大きな方向感を伴った値動きが始まると予想しています。

週明けからは、下限黄チャネルラインでサポートが機能するか否かに注目です。
サポートされた場合は、日足C2シナリオの継続。
多少のオーバーシュートがあっても、日足や4時間足で下ヒゲであればOK。

しっかりとブレイクされた場合は、日足Bの下落シナリオが優勢になると判断します。

4時間足:横と下落の分かれ目はサポートの有無


最近はドル売り・ドル買いの切り替わりが多いので、副次波はさらに予想しにくい相場が続いている印象なので参考程度に。

週明けから下落したと仮定して

・緑矢印のように下限チャネルライン(106.500前後)でサポートされれば、日足C2
→ 上限赤チャネル(108.000前後)を目指して反発上昇する可能性あり

・白矢印のように下限チャネルラインがブレイクされれば、日足B
→ 106.000割れ、下限チャネルラインのサポレジ転換、105.000のサポートに注目したいところ

とりあえず、来週は下限チャネルラインのサポートの有無に注目です。
また、下限チャネルラインに到達せずに直近高値107.426を超えてきた場合は、その流れで上限赤チャネルを目指す可能性も考えられます。

1時間足:今週の値動きは綺麗なレンジ


今週は青いゾーン(106.700~107.400)の範囲内で上下しました。
割と綺麗に収まっているように見え、「フラット」系の波形が完成したようにも見えます。

週末は下落方向に傾いており、週明けにこの流れを引き継ぐのであれば106.700割れが予想されます。
そうなると、下限チャネルライン(106.500前後)まで落ちていくことが考えられます。

一方で、106.700を割ることなく107.400をブレイクしたとなるとそのまま上のチャンネルラインを目指す流れになることも考えられます。
が、個人的には週末の流れを踏まえると優位性は低いかなと考えています。


以上、2020年7月19日時点でのドル円シナリオ分析レポートでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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