5月に入ってから急に初夏めいてきましたね。
さて、今週のドル円相場は週前半に1円ほどの下落を見せ、週後半は下値を切り上げてじりじり持ち直しました。
しかし、終値としては107円台まで持ち直せずといったところです。
4月29日のFOMCの金利政策発表については、金利据え置きで反応は薄く、下値を拡大する動きとはなりませんでした。
他の経済指標についても、悪い結果は織り込み済みといった反応薄の印象です。
一方で、4月30日深夜のロンドンフィキシングでは「円の強売り・ドル売り」によってドル円は107.500台まで行きました。
しかし、上昇の流れは続かず5月1日には再び106円台へ。
先週は下落の方向へ動きましたが、ところどころ上へ持ち直そうとする動きや下落したときの値幅(勢い)も小さくなっている印象です。
とはいえ、上昇しそうな雰囲気も今はありませんが...難しい相場が続きます。
それでは、2020年5月3日時点のドル円相場分析と今後のシナリオを考えていきます。
月足:4月最終週は陰線
4月最終週は、107円を割って106円前半へ行った後にロンドンフィキシングのドル円上昇でちょうど107.000で4月を終えました。
上ヒゲ陰線で確定したものの、黄色線のチャネルライン内で確定しているので何とも言えません。
下のチャネルラインがサポートとして働く場合はそろそろ反発の上昇が来てもおかしくないと考えられます。
サポートとして機能しないならば、次は黄色の水平線104円台が見てきます。
引き続き、月足レベルでの目標値は
・上値:114.100:週足レベルの直近高値ドル円相場分析vol.35より引用
・下値:100.900~95.120:フィボナッチ50~38.2%
ただし、前回の下値の反応を見ると100円台は買いも厚い
とはいえ、コロナウィルス関連で大きな進展がない限り、黄色のチャネルラインと水平線の中で上下する可能性が高いと考えています。
週足:長期サポート・レジスタンを確認
不定期ではありますが、月足で引いているチャンネルライン・水平線のサポート・レジスタンスを確認してます。
サポート:赤丸のように下チャンネルラインと水平線105.000が機能
レジスタンス:青丸のように上チャネルラインが機能 + 緑丸のように水平線114.100も機能
今週の終値を見ると下チャネルラインに近いので、来週や再来週にサポートとして機能するか否かに注目です。
月足で軽く述べたように
・サポートとた場合:上チャネルラインを目指す動きをしてもおかしくない
・ブレイクした場合:水平線105.000が視界に入ってくる
現状、どちらの可能性が高いかは判断がつきません。
詳しくは、こちらのnote(サンデーレポートvol.32)です。
101~111円台の上昇を推進1波と仮定してフィボナッチを引いています。
先週は1~2週間ぶりに安値を更新し、副次c波を形成したと考えています。
短時間足を見ると安値を更新したあと、上値を切り上げて持ち直す動きもみられるので副次c波の完成の可能性も考えられます。
短時間足で上昇トレンドに切り替わった場合、まずは108~109円台の売りをこなせるかに注目です。(詳しくは4時間足・1時間足)
もちろん、週明けから下落が強まり安値を更新する可能性も十分あります。
その場合は副次c波が継続です。
加えて、少しチャートの見方を変えて分析もしてみます↓
修正2波と仮定してa~c波の3波動とカウントしていましたが、見方を変えると5波動と捉えることもできます。
また、青の上下チャンネルラインのように値動きが収束しているようにも考えられます。
「ダイアゴナル」や「トライアングル」のようにも見えますが、チャート形的に個人的にはどちらの可能性も微妙な印象です。
・ダイアゴナルとすると3波が1波を超えていないのが気になる
・トライアングルとするとE波がC波を超えてしまっている
ではなんなのか?と答えを出したいところですが、決まった答えは出せないというのが現状の結論です。
とはいえ、上下のチャンネルラインは機能しています。
単純に考えれば、収束の端まで来ていることからブレイクした方向に値動きが大きく振れる可能性があります。
白丸のような107.00台でのレジスタンスをブレイクして今週は下落しました。
一方で、日足Bで述べたように青チャンネルラインがレジスタンス・サポートとして機能しているように見ることができます。
今週の値動きでは
・フィボナッチ50%ブレイク後の下落のサポート(106.350)として機能
・ロンドンフィキシングによる上昇のレジスタンス(107.500)として機能
終値は上下のチャンネルラインのほぼ真ん中に位置しており、週明けからの動きに注意したいところです。
・上チャネルブレイクの場合:フィボナッチ61.8%や76.4%が見えてくる
・下チャネルブレイクの場合:フィボナッチ38.2%~23.6%が見えてくる
先週までは黄色の水平線内(108.000~107.300)でレンジ相場を作っていました。
今週に入って下限の水平線サポート(107.300)をブレイクしたあと、レジスタンスに転換。
下限をブレイクしたことを手掛かりに、緑チャネルラインで方向づけられる下落トレンドを作り、106.350あたりまで安値を更新しました。
その後は週末まで、赤線のような下限チャネルラインにサポートされているように見ることができます。
週明けはこの赤線について
・下にブレイクして、再び下落トレンドを形成するかどうか
・支えられて、107.300レジスタンスのブレイクに挑戦するか
が直近の注目ポイントとしています。
そのため、各時間足のチャネルラインや水平線をヒントに分析しました。
週明けも波形カウントよりもラインのサポートやレジスタンスの動きを優先して注目しようと考えています。
また、ゴールデンウィークに入るので急騰、急落には注意したいところです。
特に、新興国通貨ペアのTRY/JPY、ZAR/JPY、MXN/JPYを見ると直近の値動きで月足レベルの安値更新をしてるので怪しいですね...なにもなければいいのですが。
「新興国通貨売り・円買い」などでドル円もつられる可能性があるので、早朝は特に注意ですね。
以上、2020年5月3日時点でのドル円シナリオ分析レポートでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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サポート:赤丸のように下チャンネルラインと水平線105.000が機能
レジスタンス:青丸のように上チャネルラインが機能 + 緑丸のように水平線114.100も機能
今週の終値を見ると下チャネルラインに近いので、来週や再来週にサポートとして機能するか否かに注目です。
月足で軽く述べたように
・サポートとた場合:上チャネルラインを目指す動きをしてもおかしくない
・ブレイクした場合:水平線105.000が視界に入ってくる
現状、どちらの可能性が高いかは判断がつきません。
日足:じりじりと下落が続いている模様
直近の値動きではじり安の動きが続いていますが
フィボナッチ23.6%(104.250)を割らない限りは、中・長期的な上昇シナリオをメインと考えています。
101~111円台の上昇を推進1波と仮定してフィボナッチを引いています。
先週は1~2週間ぶりに安値を更新し、副次c波を形成したと考えています。
短時間足を見ると安値を更新したあと、上値を切り上げて持ち直す動きもみられるので副次c波の完成の可能性も考えられます。
短時間足で上昇トレンドに切り替わった場合、まずは108~109円台の売りをこなせるかに注目です。(詳しくは4時間足・1時間足)
もちろん、週明けから下落が強まり安値を更新する可能性も十分あります。
その場合は副次c波が継続です。
加えて、少しチャートの見方を変えて分析もしてみます↓
修正2波と仮定してa~c波の3波動とカウントしていましたが、見方を変えると5波動と捉えることもできます。
また、青の上下チャンネルラインのように値動きが収束しているようにも考えられます。
「ダイアゴナル」や「トライアングル」のようにも見えますが、チャート形的に個人的にはどちらの可能性も微妙な印象です。
・ダイアゴナルとすると3波が1波を超えていないのが気になる
・トライアングルとするとE波がC波を超えてしまっている
ではなんなのか?と答えを出したいところですが、決まった答えは出せないというのが現状の結論です。
とはいえ、上下のチャンネルラインは機能しています。
単純に考えれば、収束の端まで来ていることからブレイクした方向に値動きが大きく振れる可能性があります。
4時間足:チャネルラインのサポート・レジスタンス
日足A・Bで用いたラインを4時間足に落とし込み、より直近の値動きについて分析します。
白丸のような107.00台でのレジスタンスをブレイクして今週は下落しました。
一方で、日足Bで述べたように青チャンネルラインがレジスタンス・サポートとして機能しているように見ることができます。
今週の値動きでは
・フィボナッチ50%ブレイク後の下落のサポート(106.350)として機能
・ロンドンフィキシングによる上昇のレジスタンス(107.500)として機能
終値は上下のチャンネルラインのほぼ真ん中に位置しており、週明けからの動きに注意したいところです。
・上チャネルブレイクの場合:フィボナッチ61.8%や76.4%が見えてくる
・下チャネルブレイクの場合:フィボナッチ38.2%~23.6%が見えてくる
1時間足:今週の値動きを見る
先週までは黄色の水平線内(108.000~107.300)でレンジ相場を作っていました。
今週に入って下限の水平線サポート(107.300)をブレイクしたあと、レジスタンスに転換。
下限をブレイクしたことを手掛かりに、緑チャネルラインで方向づけられる下落トレンドを作り、106.350あたりまで安値を更新しました。
その後は週末まで、赤線のような下限チャネルラインにサポートされているように見ることができます。
週明けはこの赤線について
・下にブレイクして、再び下落トレンドを形成するかどうか
・支えられて、107.300レジスタンスのブレイクに挑戦するか
が直近の注目ポイントとしています。
まとめ
現時点では、エリオット波動で見ると波形が複雑で判断が難しい印象です。そのため、各時間足のチャネルラインや水平線をヒントに分析しました。
週明けも波形カウントよりもラインのサポートやレジスタンスの動きを優先して注目しようと考えています。
また、ゴールデンウィークに入るので急騰、急落には注意したいところです。
特に、新興国通貨ペアのTRY/JPY、ZAR/JPY、MXN/JPYを見ると直近の値動きで月足レベルの安値更新をしてるので怪しいですね...なにもなければいいのですが。
「新興国通貨売り・円買い」などでドル円もつられる可能性があるので、早朝は特に注意ですね。
以上、2020年5月3日時点でのドル円シナリオ分析レポートでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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