今週のドル円相場は110.540~112.080までの上昇相場となりました。
112.080の高値を付けてからはいったん下落となり、111.030あたりで週末を迎えています。
トライアングルが完成して、推進3波が始まった可能性が考えられます。
それでは、2021年10月3日時点のドル円相場分析・所感をまとめていきます。
〇 9月最終週は先週後半の上昇トレンドを引き継いで大きく上昇
→9月のローソク足は陽線で終わり、SMA(75)より上を維持した
〇 112.080の高値を更新後はいったん下落となり、10月のローソク足は陰線となっている
〇 週足以下で見ているトライアングルが完成している可能性がある
→赤矢印のように上昇トレンドが形成されていくシナリオが優勢
〇 週明け以降に下落が強くなり109.100まで全戻しするとシナリオを考え直す必要がある
→ 現時点ではどのようなシナリオを描けばいいか判断はつかないため、実際に下落した場合の値動きの形を見たいところ
〇 今週は前半に大きく上昇し、高値更新後は下落となったので上髭が大きな陽線となった
→ この上髭の大きさを見るとまだ上昇トレンドは疑わしくも感じる
→ 週明けから買い支えが出て、110円後半から~111円台をキープできるかに注目
〇 現時点の形としては先週からトライアングルが完成している可能性がある
→ 修正2波が完成して赤矢印のような推進3波が形成されるシナリオが優勢と考え中
→ フィボナッチで見ると推進3波の高値目安は116.000前後
〇 今後の値動きで109.100(修正2波ー副次e波の終点)まで下落すると正直分からなくなる
→ 青矢印のような下落トレンドになるかもしれないし、109~111円台でレンジが続くことも考えられる
→実際109.100まで下がった際の相場の形を見てシナリオを考え直していく
〇 今週は週前半に上昇トレンドを引き継いで112.080まで高値更新
・トライアングルの副次b波の高値111.660も更新
・赤丸のダブルボトム
・収束するチャネルラインからの上抜け
以上より、推進3波の可能性が高いと判断している
〇 今後、副次e波の109.110まで戻さないことが推進3波の条件となる
→ 全戻しした場合は青矢印のように下落シナリオになることもあり得る
→ どのような形で下落するかは現時点で分からない
〇 現在の下落は推進3波の副次②波の過程であると考えている
→ どのタイプの修正波になるかは現時点で判断が難しい
→ 早ければ来週中に完成することもあり得る(ジグザグの場合)
→ フラットやトライアングルの場合は2~3週ほどかかるかもしれない
〇 先週から今週の上昇に黄色のフィボナッチラインを引いた
〇 現時点で副次①波は完成しており、副次②波を形成中と考えられる
・上手ではジグザグのパターンを記載しているが、フラット・トライアングルの可能性もある(現時点でどれになるかは判断できない)
〇 副次②波と仮定している下落が110円台で止まって反発する場合は、推進3波継続
・フィボナッチ23.6%(109.900)をローソク実体でブレイクすると推進3波シナリオはかなり怪しくなる
・トライアングル副次e波の終点109.110台まで戻すと上昇シナリオはいったん破綻する
※青矢印は適当なイメージ(109~110円の揉み合いや、さらなる下落も考えられる)
以上、2021年10月3日時点のドル円相場の分析・所感まとめでした。
【注意】トレードに関する最終的な判断はご自身の判断でお願いいたします