【ドル円相場分析】ドル円相場観測vol.87【2021/05/23】

2021/05/23

【週刊】ドル円相場分析

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今週のドル円相場は109.400~108.570での下落相場となりました。

FOMC関連で大きく上下する流れもありましたが、両方向どちらかに勢いをつけるような結果とはなりませんでした。(下落→全戻し上昇→全戻し下落)週末は108.900で終値。

今月は108円~109円台の範囲で上下するレンジ相場となっており、上下どちらに抜けるかに注目です。

それでは、2021年5月27日時点のドル円相場分析・所感をまとめていきます。



〇 5月3週目は陰線コマに転じる

〇 黄色チャネルがまだサポートとして機能しているように見える

〇 黄色チャネルをブレイクしてSMA(25)あたりまで下落するか、支えられるかに注目

〇 メインは赤矢印のような上昇トレンドを考え中
・105円水平線まで下落することがあれば青矢印のようなサブシナリオへ切り替え



〇 今週は下落基調であったが黄色チャネルのサポートによる下髭、SMA(200)で陰線の実体が止められて終了している

〇 これらのサポートが機能する場合、オレンジ矢印のような「フラット」シナリオが考えらえる
・直近高値109.780を超える必要がある

〇 これらのサポートをブレイクした場合、赤矢印のような「ジグザグ」シナリオが考えられる

・直近下値108.330をブレイクする必要がある

〇 大きな波形カウントでは現在は修正2波と考えれる
・赤、オレンジ矢印完成後には推進3波の上昇トレンドが予想される
・一方で青矢印のように105円まで割り込むとシナリオ破綻(サブシナリオ)



〇 現在は修正2波を形成中と考えられる
・副次a波は終了しており、緑フィボナッチを引いた下落トレンド
・現在は副次b波を形成中(オレンジ) or 完成している(赤)

〇 今週は先週末に続き、下落基調となったがSMA(25)にサポートされる形となった
・直近安値(108.350、フィボナッチ76.4% )にはあと一歩到達せずに週末
・週明けからこの安値を更新するかに注目
・安値を更新した場合は副次b波は既に完成しており、副次c波(赤矢印)の形成中と考える

〇 ここで支えられ直近高値(109.780、フィボナッチ38.2%)を超えると副次b波継続
・「フラット」系を考えた場合、副次a波の始まり(110.960)あたりまで上昇する可能性が考えられる(副次b波)
・「拡大フラット」の場合は、110.960より上へ行って上昇トレンドと思わされるので注意が必要



〇 5月は109.700~108.350台で下落→上昇→下落の流れであり、方向感がつかめない

・ 109.700をブレイクしたら「フラット」シナリオ(オレンジ)
・ 108.350をブレイクしたら「ジグザグ」シナリオ(赤)
がそれぞれ優勢になると考える

〇 108.350をブレイクしても107.500あたりで支えられると水色矢印のような「トライアングル」シナリオも考えられる



〇 今週は、水曜深夜(木曜)にFOMC議事録関連の発言イベントがあり、109.330~108.570で短時間で上下する様子が見られた
・結果的には全戻しからの全戻しとなり、方向感を示唆する動きとはならなかった

〇 この上下の価格帯がサポート(108.570)・レジスタンス(109.330)として意識されていると考えられる
・週明けからはどちらの価格帯をブレイクするかによって「フラット」「ジグザグ」のシナリオが優勢になるか判断したい

〇 直近上値109.330をブレイクすると「フラット」シナリオ(オレンジ矢印)

〇 直近上値109.330まで行ったとしてもレジスタンスと機能した場合は「ジグザグ」が優勢と判断

〇 109.000円やSMA(200)に抑え込まれ、108.570をブレイクした場合は「ジグザグ」シナリオ(赤矢印)

以上、2021年5月23日時点でのドル円相場観測でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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