今週のドル円相場は108.350~109.700の下落相場となりました。
週明けに109.700まで上昇後すぐに下落→ 金曜日までレンジ相場→ 経済指標をきっかけに108.350まで急落する流れでした。
この下落がb波の副次波であるのか、それともc波の始まりかによって予想される下落幅が異なってきます。
それでは、2021年5月9日時点のドル円相場分析・所感をまとめていきます。
〇 5月初週は陰線を作りスタート
〇 4月足の下髭部分まで再下落するかどうかに注目
・SMA(25)やフィボナッチ61.8%のサポート機能に注目
〇 105円水平線まで割り込んで下落すると、上昇シナリオ自体が破綻する可能性が高まる
〇 今週は109.700の高値を付けた後、上髭陰線を形成して黄色チャネルライン付近で週末を迎えた
〇 黄色チャネルラインを下にブレイクすると「ジグザグ」シナリオが優勢
〇 黄色チャネルラインがサポートとして機能すると「フラット」シナリオが優勢
・あるいは110.960まで届かない「トライアングル」シナリオもある
〇 「ジグザグ」であれば、フィボナッチ61.8%付近(106.000~106.500)が下値目安
〇 「フラット」であれば、直近の下値107.500前後が目安となる
〇 今週は黄色丸のようにチャネルラインがレジスタンスとして機能したと判断
・副次b波が完成した場合は「ジグザグ」シナリオが優勢
→ 赤矢印のようにさらなる下落トレンド(副次c波)が形成されていくことが考えらえる
→ 今週の下値108.350、108.000まで落ちてくると可能性が高い
→ 下値余地としてSMA(200)やフィボナッチ38.2%のある105.800帯まで考えらえる
・副次b波中のa波目→b波目の動きに留まるのであれば、「フラット」「トライアングル」シナリオが優勢
→ オレンジ矢印のように再び黄色チャネルラインを上にブレイクする動きが考えられる
→ 副次b波は形成途中という判断となり、「フラット」であれば110.960前後まで到達する
→「トライアングル」であれば110円前後どまりと予想
下の画像の通り、副次a波にもフィボナッチを引いてみてみる↓
〇 ローソク足実体で見るとフィボナッチ50%、ヒゲで見るとフィボナッチ38.2%(109.700)で上昇が抑えられ、反転下落している
〇 週明けから76.4%をブレイクし100%(108.000前後)まで下落をすると「ジグザグ」シナリオが優勢となり、さらに下落トレンドが継続する可能性が高い
・下値目安はSMA(200)、青フィボナッチ38.2%、緑フィボナッチ161.8%が集まる105.800~106.000前後までは余地がある
〇 週明けから反発上昇して109.700まで戻してくると「フラット」or「トライアングル」シナリオが優勢になる
・「フラット」:109.700到達後さらに上昇 or 少し下落しても黄色チャネルラインがサポートが入る:高値目安は110.960
・「トライアングル」:109.700~110.000で上昇がストップ、再下落:黄色チャネルを挟んで上下する(c~e波を形成する横ばいの波になる)
〇 今週末の下落分を戻せない場合は「ジグザグ」シナリオが優勢
・少し上昇してもSMA(75)などがレジスタンスとして機能して再下落→下値更新をすると下落トレンドに拍車がかかる可能性がある
〇 今週末の下落分を取り戻して上昇すると「フラット」「トライアングル」シナリオが優勢
・SMAやチャネルラインをブレイクして109円台まで戻す→109.700まで上昇すると再び110円台~111円手前まで動く可能性がある
〇 108.350を割るか、109.700まで戻すかに注目
以上、2021年5月9日時点でのドル円相場観測でした。
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