今週のドル円相場は109.530~111.200までの下落相場となりました。
先週末、111.660の高値を付けた後の下落を引き継いだ流れです。
短期的な上昇チャネルの下限よりも下に価格を落としていますので、下落トレンドに転じた可能性も考えられます。
それでは、2021年7月11日時点のドル円相場の分析と所感をまとめていきます。
〇 7月第2週は下落相場となり陰線を形成
〇 SMA(75)がまだレジスタンスとして機能していることが考えられる
〇 「拡大フラット」シナリオの場合はSMA(25)のサポートあたりまで下落する可能性を考えている
〇 SMA(25)をブレイクして105円まで行くと青矢印のような下落シナリオも想定
〇 先週に推進1波の高値を明確に更新したため以下を考え中
①「拡大フラット」シナリオ(オレンジ矢印)
→ SMA(75)のサポート付近まで下落することが考えられる
②「ランニングトライアングル」シナリオ(日足に記載)
→ SMA(200)のサポートで再び111.000まで上昇するとトライアングルの可能性
③「推進3波」シナリオ(赤矢印)
→ 110円台で支えられて反発上昇し、111.660を更新すると推進3波シナリオが優勢に
〇 現在の下落が拡大してSMA(75)すらもブレイクして105.000まで行くと青矢印のような下落シナリオがサブとして考えている
〇 今週が下落相場となり、110円が割れる場面もあった
〇 SMA(75)がサポートとして機能しており、週末は110円台に回復
〇 SMA(25)がレジスタンスとして機能する場合、
オレンジ矢印のような「拡大フラット」シナリオ or 水色矢印のような「ランニングトライアングル」シナリオが考えらえる
〇 拡大フラットの場合、c波の副次波は5波動が想定され、107.500前後まで価格を落とすことが考えられる
・SMA(200)がサポートとして機能することも考えられる
〇 ランニングトライアングルの場合、黄色チャネルがサポートとして機能して再び111.000前後まで価格を戻すことが考えられる(c波→d波)
〇 週明けから反発上昇の勢いが強く111円台まで価格が持った場合は、赤矢印のような上昇トレンド(推進3波シナリオ)を想定(111.660を超えると優勢)
〇 今週の下落によって白チャネルライン内での上昇トレンドはいったんブレイクされたと考えられる
〇 週末はSMA(200)がレジスタンスとして機能?しており、ちょうどSMA(200)の価格付近で終了している
・週明けからSMA、白チャネル下限がレジスタンスとして機能して頭を抑えるかに否かに注目したいところ
〇 「拡大フラット」「ランニングトライアングル」の場合は、上記のレジスタンス候補が機能する想定
〇 白チャネル内に再び価格を戻した場合は、赤矢印のような上昇トレンドも1つの値動きとして想定しておく
〇 週明けから下落トレンドを拡大させていくか、111円台に持ち直すかに注目