【ドル円相場分析】ドル円相場観測vol.109【2021/11/28】

2021/11/28

【週刊】ドル円相場分析

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今週のドル円相場は113.050~115.520の間で月~木までは上昇相場、金曜日に大きく下落となりました。

南アフリカでの新型コロナウイルス変異株のニュースによって、大きく下がった形となります。(マイナス材料による利益確定売り→高値で買ったポジションの損切りが重なっていそうな印象)

週明けから、変異株に対してどうリアクションしていくのかに注目ですね。

いったんファンダメンタル要素で動いているので、直近の予測は難しいですが、2021年11月28日時点のドル円相場分析・所感をまとめています。



〇 11月第4週は115.500の高値更新後に、ファンダメンタルのマイナス材料(変異株)によって大きく下落したため、上髭陰線となった

〇 変異株に対して、悲観的なムードが続く・高まると青矢印のような下落シナリオが考えられる(その場合は、カウントの見直しが必要)

〇 変異株に対して、楽観的になるとこれまでの上昇トレンドを引き続いて形成していくと考えられる

・今週の下落は一日で大きく下落したのが印象を強くしているが、修正波程度に現時点では収まっている

〇 変異株に対してどうリアクションしていくのかに要注目



〇 レンジが4週ほど続いていた中、今週は上値を突破したものの再びレンジの加減まで戻した

・現時点では、週足で見ると修正波のレベルの下落にとどまっている

〇 月足での上昇トレンドを仮定した場合
・白チャネルで囲まれるようなリーディングダイアゴナルの可能性もある
 →推進3波は終了、修正4波もほぼ終了に近いかもしれない
・推進5波で115.500を超えてどこまで行くかに注目

〇 変異株に対して悲観的なムードが続くと青矢印のような下落シナリオも考えらえる
・推進2波と仮定している価格帯で109円台まで落ちると現実味を帯びてくる
・逆三尊のアイデア



〇 今週の下落が修正4波の完成と仮定した場合は、推進5波で再び上昇する可能性が考えらえる
・オレンジチャネル内で反発すると可能性が高いと考える
・白チャネル内で反発した場合は、白矢印のような逆三尊後の下落シナリオにも注意したい
・白チャネルを大きくブレイクすると下落シナリオの可能性が高いと考える

〇 修正4波は4時間足の波形から「拡大フラット」の可能性も考えらえる
・115.500は推進波としての高値ではなく、拡大フラットB波のだましの高値という認識になる

〇 ファンダメンタル材料で大きく値動きしているので、週明けから注意が必要



〇 112.720~115.500までの上昇が3波動で終わって、下落に転じていることが気になる

〇 推進波の場合、「インパルス」「ダイアゴナル」のどちらかになるのだが、どちらも5波動形成の波形である

→ ゆえに、3波動で形成されている112.720~115.500までの上昇は、修正波の一部の可能性がある

〇 推進3波は完成済みと仮定して、そこからカウントをすると3波動で形成されるAーB波と考えられる

→ 金曜の大きな下落は、C波を形成中と考えることもできる
→ オレンジと白のいずれかのチャネル下限を大きくブレイクしない場合「拡大フラット」と捉えることができそう

〇 「拡大フラット」のシナリオの場合は、今後は赤矢印のように再び上昇トレンドに転換
〇 「拡大フラット」ではない場合は、白矢印のように逆三尊が観測されるかもしれない

・113.000前後で下支えが入るか、ブレイクするかに来週は注目したい
・変異株のニュースへの反応に注意が必要


以上、2021年11月28日時点のドル円相場の分析・所感まとめでした。

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